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【ファルコンS】ヤンキーバローズ鮮やか差し切り!重賞初VでG1へ弾み

スポニチ
  • 2025年03月23日(日) 04時30分
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 3歳重賞「第39回ファルコンS」が22日、中京競馬場で行われ、3番人気ヤンキーバローズが中団待機から差し切り、重賞初制覇を飾った。15年ファンタジーSを制した母キャンディバローズに続く1400メートル戦の重賞V。今後はさらに1F距離を延ばし、NHKマイルC(5月11日、東京)でのG1挑戦を視野に入れた。

 折り合い面の難しさを露呈しながらも重賞初Vのゴールに導いた。残り400メートル、岩田望騎乗のヤンキーバローズが内ラチから進路を探して馬群の外へ。前にできたVロードを通り、鋭く伸びた。鞍上の右ムチに応え、さらに加速。内にいた2頭との追い比べを制した。初コンビで見事、結果を出した鞍上は「引っかかりながらも勝ち切ってくれた。もっとコントロールができれば凄いパフォーマンスをしてくれると思う」と伸びしろに期待を寄せた。

 スタート直後から折り合いに専念。10番手までポジションを下げ、馬群が密集してくると我慢できずに行きたがる面を見せた。そこで懸命になだめたことが直線の瞬発力につながった。上村師は「難しい面のある馬だけど、ジョッキーがうまくカバーして乗ってくれた」と評価。過去2回の重賞(函館2歳S4着、京王杯2歳S3着)でも上位争いしており、指揮官は「十分、力が通用するのは分かっていたからね」と待望のタイトルをかみしめた。

 1200メートル、1400メートルの距離で2勝。今後はさらに200メートル延ばし、NHKマイルCを目指す。師は「マイルまでなら大丈夫かな」とジャッジ。鞍上は「まだ良くなる余地はある。また乗せてもらえたら、折り合い面の課題を考えて乗っていきたい」と意気込んだ。このタッグは昨年の阪神JFをアルマヴェローチェで制した。春の大舞台でも、大いに盛り上げてくれそうだ。

 ◆ヤンキーバローズ 父エピファネイア 母キャンディバローズ(母の父ディープインパクト)22年2月13日生まれ 牡3歳 栗東・上村厩舎所属 馬主・猪熊広次氏 生産者・北海道浦河町の富田牧場 戦績5戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金6751万4000円 馬名の由来はアメリカ人+冠名。

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