春のG1シリーズ開幕戦となる電撃のス
プリント戦「第55回
高松宮記念」(芝1200メートル)が30日、中京競馬場で行われる。23年
スプリンターズS以降に行われたス
プリントG1・3レースの連対馬が全て参戦する上に、新興勢力もそろって激戦必至。実力馬か、新王者の誕生か、目が離せない一戦となる。
中心は23年
スプリンターズS覇者の
ママコチャだ。G1タイトルを手にして以降は勝ち切れなかったが、今月のオーシャンSで1年5カ月ぶりの勝利。昨年の
高松宮記念は重馬場の影響もあり、伸びを欠いて8着に敗れた。久々Vの勢いに乗り、良馬場ならチャンスは十分にある。
昨年の
高松宮記念覇者
マッドクールは1年前と同じぶっつけのローテで連覇に挑む。昨秋の
スプリンターズSは12着に敗れたが、得意の舞台で巻き返す。昨年の
スプリンターズSを制した
ルガルもV候補。1年前の
高松宮記念は1番人気で10着に敗れたが、その後に骨折が判明。力を発揮できればリベンジ可能だ。
G1で惜敗続きの
ナムラクレアはルメールと新コンビを組んだ前走の
阪神カップで5度目の重賞制覇を飾った。名手を背に待望の
ビッグタイトルを狙う。前哨戦の
シルクロードS勝ち馬
エイシンフェンサー、
阪急杯覇者
カンチェンジュンガも侮れない。
スポニチ