「
日経賞・G2」(29日、中山)
春のG1に向けて、昨年の
菊花賞馬
アーバンシックが始動する。
有馬記念6着後に休養に入り、3月上旬から乗り込みを開始。2週前には美浦Wで猛時計をたたき出し、1週前追い切りでは、美浦Wの併せ馬で6F83秒2-11秒4を記録。万全の状態で復帰できそうだ。メンバー唯一のG1ホースが、前哨戦で貫禄Vを決める。
G2戦を2連勝中の
シュヴァリエローズ。前走の
ステイヤーズSは、4番手で我慢して、2周目の勝負どころから動いて直線入り口で先頭に立つと、後続の追撃を鼻差しのいでV。4走前から2400メートル超のレースにシフトして3、2、1、1着。ステイヤーとしての資質が開花した。遅咲きのディープ産駒が、
菊花賞馬に真っ向勝負を挑む。
AJCC2着の
マテンロウレオは大敗が続いていた時期もあったが、昨年暮れから復調気配。
ドウデュースと好勝負をした実績がある実力馬が完全復活といく。
京都記念で2着に好走した
リビアングラスも5歳を迎えて軌道に乗ってきた。飛躍のシーズンになる予感がする。
ダイヤモンドSは10番人気で3着に激走した
ヴェルミセル。重賞初挑戦でも好走と本格化気配が漂う。
提供:デイリースポーツ