武豊騎手が
カンチェンジュンガ(牡5、栗東・
庄野靖志厩舎)で、
高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)の18年ぶり3勝目を狙う。
武豊騎手はGII高松宮杯時代も含め、当競走に23回騎乗して3勝している。初勝利は90年の
バンブーメモリー。そして96年のGI昇格以降に限ると17回騎乗し、05年の
アドマイヤマックス、07年の
スズカフェニックスで2勝を挙げている。
今年のパートナーは
カンチェンジュンガだ。オープンではワンパンチ足りないレースが続いていたが、前走の
阪急杯では善戦キャラを返上し、待望の重賞初制覇。一気にス
プリント路線の主役候補に名乗りを上げた。
迎える今回、
武豊騎手とは23年3月の3歳1勝クラスで5着に敗れて以来、実に約2年ぶり2回目のタッグ。したがってほぼテン乗りといえる状況だが、典型的な末脚勝負の馬でもあり、手は合うイメージがある。
武豊騎手が18年ぶりの
高松宮記念制覇となれば、自身の同一GI最長ブランクV。
有馬記念の16年(90年
オグリキャップ→06年
ディープインパクト)を2年更新することとなる。レジェンドらしい珍記録が生まれることを期待したい。