京都大賞典→ステイヤーズSと連勝中の
シュヴァリエローズ(牡7、栗東・
清水久詞厩舎)が、
日経賞(4歳上・GII・芝2500m)で
JRAのGII・3連勝を狙う。
シュヴァリエローズは
父ディープインパクト、
母ヴィアンローズ、母の
父Sevres Roseの血統。母は05年の仏G3・ノネット賞を制している。また、半兄の
アジュールローズは16年の
プリンシパルSの覇者。近親の
ジュビリーヘッドは23年のカーバンクルSを制し、22年と23年の函館ス
プリントSで2着だった。
ここまで31戦5勝。2歳時に萩Sを制覇。4歳時の寿Sを制し、オープンに再昇級した。しかし、その後は何度も好勝負を演じたものの、勝ち星に恵まれなかった。転機は昨春で距離延長が功を奏し、
メトロポリタンSで3着、
目黒記念で2着に好走。さらに秋を迎え、
京都大賞典で待望の初タイトルを獲得すると、ステイヤーズSでも
シルブロンとの大接戦をハナ差制し、重賞連勝を果たした。今回は距離短縮となるが、実績が示すように2500mなら守備範囲。相手強化のここでも好勝負になるだろう。
そして珍しい偉業もかかる。これまでに
JRAのGIIを連勝した馬は数多くいるが、3連勝した馬となると
オグリキャップ、
ムッシュシェクル、
メジロブライトの3頭のみ。史上4頭目、そして21世紀となって以降では初となるGII・3連勝を期待したい。
【
JRAのGII・3連勝】
・
オグリキャップ…88年ニュージーランドT→88年高松宮杯→88年
毎日王冠・
ムッシュシェクル…93年
アルゼンチン共和国杯→94年
日経新春杯→94年
阪神大賞典・
メジロブライト…97年ステイヤーズS→98年AJCC→98年
阪神大賞典