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【日経賞】菊花賞馬のアーバンシック 4歳初戦でV発進なるか

  • 2025年03月25日(火) 17時00分
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 昨年の菊花賞馬のアーバンシック(牡4、美浦・武井亮厩舎)が、日経賞(4歳上・GII・芝2500m)で4歳初戦を迎える。

 アーバンシックは父スワーヴリチャード母エッジースタイル、母の父ハービンジャーの血統。母はJRAで3勝。父が同じで、母が全姉妹となるいとこのレガレイラは23年のホープフルS、24年の有馬記念の覇者。同じくいとこのステレンボッシュは24年の桜花賞を制している。いとこの3頭が同年にJRA・GI制覇はかなり珍しい出来事だろう。遡れば曽祖母は名繁殖牝馬のウインドインハーヘアなので、ディープインパクトブラックタイドレイデオロゴルトブリッツと同じ一族となる。

 ここまで8戦4勝。昨春は京成杯が2着、皐月賞が4着、日本ダービーが11着。気性面の若さも災いして尻すぼみだったが、夏場の休養を経て覚醒した。セントライト記念で重賞初制覇。続く菊花賞では中団から長く脚を使い、文句なしの内容でGIウイナーの仲間入りを果たした。前走の有馬記念は1番人気で6着に終わったが、これは結果的に内枠が堪えたもので、決して力負けではない。当然、GIIの今回は必勝を期す一戦となる。

 あえて不安材料を挙げるなら、菊花賞馬のジンクスだろうか。13年以降の菊花賞馬の4歳初戦の成績は【2-3-2-4】。勝ったのはサトノダイヤモンドタイトルホルダーの2頭だけで、エピファネイアキタサンブラックコントレイルといった錚々たる名馬が敗れているのだ。アーバンシックは始動戦をきっちりと勝ち、春の大舞台に弾みをつけられるか。その走りから目が離せない。

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