自ら競馬を作って後続を突き離す圧勝劇を続けるロードクロンヌが初重賞制覇だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/30(日)　マーチステークス(4歳上・GIII・中山ダート1800m)

　昨夏の札幌戦でようやく初勝利を挙げたロードクロンヌ(牡4、栗東・四位洋文厩舎)。初めてのダートでそれまでの詰めの甘さを払拭して勝ちっぷりが圧巻だった。それ以降も器用な競馬で後続を圧倒しており重賞初挑戦でも能力は見劣らない。前走で一気の時計短縮。負かした2着馬は先週、勝利を収めており、レースも高レベルでここも期待できる。鞍上は藤岡佑介騎手。

　ダートの実績だけならペイシャエス(牡6、美浦・小西一男厩舎)が上。これまでユニコーンSやエルムSを勝利。その他、地方のダート重賞を含めても上位を賑わしている。昨年のマーチSでも3着と上位に入線しており昨夏以来の重賞奪取を目論む。鞍上は横山和生騎手。

　その他、ダートに矛先を向けてきたGI馬ダノンスコーピオン(牡6、栗東・福永祐一厩舎)、安定感のあるブライアンセンス(牡5、美浦・斎藤誠厩舎)、渋太い末脚が魅力のホウオウルーレット(牡6、美浦・栗田徹厩舎)、重賞での好走歴があるハビレ(牡4、美浦・武井亮厩舎)、復調気配が窺えるスレイマン(牡7、栗東・池添学厩舎)、初ダートで激変がありそうなマテンロウスカイ(セ6、栗東・松永幹夫厩舎)らが顔を揃える。発走は15時30分。