◆第32回
マーチS・G3(3月30日、中山競馬場・ダート1800メートル)
ダートでは無傷4連勝中の
ロードクロンヌ(牡4歳、栗東・
四位洋文厩舎、父
リオンディーズ)が注目を集めるが、それ以外のメンバーは抜けた存在が見当たらず、混戦ムードが漂っている。何が何でも逃げたい馬は少なく、今回はすんなりとハナを奪えそうな
ピュアキアン(牡4歳、美浦・
竹内正洋厩舎、父
ホッコータルマエ)をメンバー的にも狙ってみたい。
オープン入りして昇級初戦だった前走の
総武Sは、外の15番枠から好スタートを決めて先手を奪ったが、2番手の
ムルソーの厳しいマークにあい、息の入らない展開に。4コーナーで早くも失速して11着に沈んだが、今回はクラス2度目で慣れも見込める。
竹内調教師は「前回はオープンのメンバーでもハナを取り切れたが、2番手から競られて、展開的に厳しかった。久々を叩いて、馬は良くなっている。自分の形なら」ときっぱり。状態面の上積みも見込めて、前、前から粘り込みを期待したい。(坂本 達洋)
スポーツ報知