第73回
日経賞・G2(1着馬に
天皇賞・春の優先出走権)は3月29日、中山競馬場の芝2500メートルで行われる。
昨年の
菊花賞を制しG1初制覇を果たした
アーバンシック(牡4歳、美浦・
武井亮厩舎、父
スワーヴリチャード)が中心。その
菊花賞は最後の直線で後続を2馬身半突き放す完勝。下した2着馬も次戦で重賞を圧勝しており、力の比較からも主役は譲れない。前走の
有馬記念は6着だが、出遅れて道中はリズムを欠いただけに度外視できる。中間の乗り込みも入念で、ひと追いごとに上昇ムードを漂わせており、25年始動戦で貫禄を示す態勢を着々と整えている。
7歳を迎えた
シュヴァリエローズ(牡7歳、栗東・
清水久詞厩舎、
父ディープインパクト)も
京都大賞典、ステイヤーズSを重賞連勝中と勢いは魅力。中山向きの機動力を備えているだけに、逆転があっても驚けない。
堅実駆けの
ボッケリーニ(牡9歳、栗東・
池江泰寿厩舎、
父キングカメハメハ)も侮れない存在。このレースは4年連続の参戦で(2)(2)(5)と崩れていない。高い舞台適性から食い込みも十分ある。
スポーツ報知