◆第55回
高松宮記念・G1(3月30日、中京競馬場・芝1200メートル)
JRA初の女性トレーナー
前川恭子調教師が初めてG1に送り出す
モズメイメイ(牝5歳、栗東・前川厩舎、父
リアルインパクト)に、陣営は手応えをつかんでいる。転厩後は中間にCWコースでの調整を取り入れた。
今春、定年解散となった音無厩舎時代から調教で騎乗する平井助手は「順調です。坂路だと頑張って走りすぎてしまうのでCWコースで。時計は出していないけど、柔らかみがついてきました。今までと違うアプローチで状態も良く、馬が
リラックスしている感じ」と効果を実感する。
前走の
阪急杯(9着)は好位からの競馬。ラストは苦しくなったが、残り200メートルでは抜け出すかという手応えだった。「前回は光が見えた内容。今の出来ならしっかりゲートを出れば前、前で脚をためられる」と同助手は力を込めた。
スポーツ報知