ダート中距離戦線を占う重要なGIII戦
マーチステークス。春の中山を舞台に行われるこの一戦は荒れることも多く、19年には3連単で124万円超えの配当が飛び出している。今年も難解なメンバー構成となっているが、前走快勝組や地方交流重賞組など多彩な顔ぶれが集まった。
1.前走1着馬の安定感
過去のデータから、前走を勝利した馬は[4-2-2-21]で複勝率27.6%。単勝回収率も158%と高く、勢いのある馬は侮れない。特に前走で鮮やかな勝ち方をした馬は、重賞初挑戦でも十分に通用している。近年の傾向からも、前走での好走馬には注意を払うべきだろう。
2.前走4コーナーでの位置取りが重要
過去のデータによると、前走4コーナーを先頭で通過した馬の複勝率は33.3%と優秀だ。前で競馬を進められる馬が安定した成績を残しており、極端な後方待機策を取る馬よりも、先行力を持つ馬を軸に選ぶのが妥当といえる。
3.同距離から臨む馬が狙い目
前走から距離変更がない同距離組の複勝率は22.8%と、距離短縮の16.9%、距離延長の15.8%よりも高い成績を残している。ダート1800mという条件を考えると、同じ距離で安定した走りを見せている馬を中心に馬券を組み立てるのが得策だろう。
ス
トライクは前走、
韓国馬事会杯を2馬身差で快勝。前々走の上総Sでも2着と中山ダート1800mの適性は非常に高い。連闘で臨むことになるが、勢いを重視する今回、重賞初挑戦でも勝ち負けが期待できる。