「
高松宮記念・G1」(30日、中京)
栗東在籍時にお世話になった助手さんを介して知り合ったのが、
ペアポルックスを担当する古味助手。小倉の居酒屋が懐かしいが、前走のオーシャンS(2着)で久々に再会した際には「ホッとした。前走が前走だけに巻き返せて良かった」と安どの表情。かつて豪州で非業の死を遂げた
アドマイヤラクティを担当した過去を持つ彼ゆえに、“馬
ファースト”の姿勢は今でも変わらない。
父は10&11年に
高松宮記念を連覇した
キンシャサノキセキ。
オーストラリアで生産された外国産馬で、南半球産の外国産馬として史上初めてJRA・G1を制した。種牡馬としては、
シュウジ(15年
小倉2歳S、16年阪神C)や
モンドキャンノ(16年京王杯2歳S)など自身と同じ短距離型を多く輩出しており、偉大な父“Fuji Kiseki”の血を後世に伝えている。
母の父は
ディープインパクト。つまりは“Sunday Silence”3×3クロスの持ち主で、先細り気味だった母系が活性化したのはこれが刺激となったか。
パワーの源は、03年
アイビスSDの覇者である祖
母イルバチオ。新潟芝千直を制した祖母のスピード&ダッシュ力をよく受け継いでいる。梅田厩舎にとっては、17&18年に連続2着と涙をのんだ
レッツゴードンキのリベンジの場。悲願達成を期待したくなる。
提供:デイリースポーツ