古豪、衰え知らず。10歳
トゥラヴェスーラは
JRA史上初となる10歳での平地G1制覇を目指す。
高松宮記念は4回目の挑戦。21、22年は4着、23年3着と上位争いを演じた。岩倉厩務員は「左回りは得意だし、1200メートルの距離もいい。今年も自分のリズムで走れれば」と期待を寄せる。
9歳だった昨年秋の
スワンSは後方から外を伸び、0秒1差の3着。ワンツーだった3歳2頭に迫り、自慢の末脚が衰えていないことを証明した。「6歳ぐらいから背中がしっかりしてきて本格化。普段はおとなしくてオン、オフがはっきりしている」と長く活躍する秘訣(ひけつ)を話す。
今年初戦の
阪急杯は7着に敗れたが、使って上昇ムード。1週前追いはコンビを組む丸山が栗東に駆け付け、坂路で4F52秒2をマークした。岩倉厩務員は「乗り手は(手綱を)持っていかれそうになったと言っていた。馬自体はフレッシュですね」と充実ぶりを伝える。得意なG1で、ベテランホースが奮闘する。
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