「第48回
京浜盃」が26日、
大井競馬場で行われた。1番人気
ナチュラルライズ(牡3=美浦・伊藤圭、父
キズナ)が好位のインから抜け出し、重賞初制覇を飾った。また2着
リコースパロー、3着
ナイトオブファイアの地元・大井所属2頭に「第70回
羽田盃」(Jpn1、4月29日、大井)への優先出走権が与えられた。
後続に6馬身差をつける圧勝劇。その着差だけでなく、最後の直線で鞍上の横山武が見せたアクションがより強さを強調させた。直線を向くと逃げた
リコースパローの外にすぐさま馬体を併せた。ここから
ナチュラルライズが追い出そうとすると内にもたれる。すかさず右ステッキを入れて立て直す。自然と後続を引き離す。残り100メートル過ぎに右ステッキを入れると、後は流すようにゴールした。
横山武は「具合は凄く良かった。位置を取りに行って少し掛かったし、直線も右にもたれて若さを見せてしまった。それでも重賞を勝ってくれたし、まだ上を目指せる馬」と高い評価を与えた。一方、伊藤圭師は「馬の様子を見てからだが、3冠路線になるはず」と見通しを語った。陣営にとってまずは「1冠」へ手応えをつかんだ一戦となった。
スポニチ