26日(水)、良馬場の
大井競馬場で行われた3歳馬によるダート
グレード競走の第48回
京浜盃(JpnII・1700m 出走14頭)は、道中先団イン追走から4コーナーで2番手に上がった1番人気
ナチュラルライズ(
JRA)が直線で抜け出して突き放す圧勝で重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分45秒5。
6馬身差がついた2着に逃げた6番人気
リコースパロー(大井)、さらに3馬身1/2差の3着に3番人気
ナイトオブファイア(大井)が入った。4着に
JBC2歳優駿の覇者
ソルジャーフィルド(北海道)、5着には
アメージング(
JRA)が続いた。
勝った
ナチュラルライズは父
キズナ、
母レディマドンナ(
その父Distorted Humor)という血統の3歳牡馬で、
JRA美浦・
伊藤圭三調教師の管理馬。通算成績は4戦3勝となった。
レース後の関係者コメント
1着
ナチュラルライズ(
横山武史騎手)
「(前走の川崎と比べて)左回りがあまり得意な馬ではないので、右回りも良かったと思いますし、何よりも厩舎サイドが本当に馬をうまく作ってくれて、今回は凄く具合が良かったので、自信を持って競馬に臨めました。スタートしてからすぐコーナーなので、今日はポジションを取りに行った分少し噛んでしまいましたが、馬もそこでよく収まってくれたと思いますし、最後の弾けもとても良かったと思います。新馬の前からすごく期待していた馬ですし、ひとつ重賞を勝つことが出来てホッとしています。まだまだ上を目指せる馬です」
2着
リコースパロー(
御神本訓史騎手)
「思った以上に返し馬で難しく、工夫しながらゲート裏まで向かいました。スピードを殺すのはもったいないと思って主張して行きました。良い感じでしたし一発あるかもと思いましたが...。(距離の)ベストはマイルかもしれませんが、良いモノは持っています。今後良い感じでいってくれればと思います」
3着
ナイトオブファイア(
矢野貴之騎手)
「今日はいつもと雰囲気が違うのを感じ取っていて、いつもより落ち着きがなくゲートの中を迎えていました。それでも競馬では対応していました。ペースも違って持つところがありませんでしたが、良い経験になったと思います。次に向けて課題も見つかりましたが、その中で良い走りをしてくれました」
5着
アメージング(
田辺裕信騎手)
「ゲートの出次第では逃げる事を考えていましたが、速い馬や掛かる馬もいる中でしたし、逃げられない事も想定していました。その中でも躊躇する事なく走ってくれました。しぶとさが持ち味の馬ですし、自分でペースを作れない中でしたがよく頑張っています」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI