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【高松宮記念】万哲&オサム “東西巨頭”の目に留まった馬はナムラクレア&サトノレーヴ

スポニチ
  • 2025年03月27日(木) 05時27分
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 春G1新企画として今週から「調教超考」がスタート。スポニチ競馬の精鋭スタッフ陣が持ち回りの担当制で、最終追い切りの注目馬をピックアップ。前走時、1週前追いと比較しながら動きと状態を詳細に分析します。初回の高松宮記念は万哲とオサムが担当。スポニチが誇る“東西巨頭”の目に留まった馬はこれだ。

 ≪栗東・オサム ナムラクレア直行ローテ大正解≫

 【完熟】栗東で最高の輝きを見せたのは、やはりナムラクレアだ。長谷川厩舎の優位性は元ジョッキーのトレーナー自らが手綱を取り、絶妙なサジ加減で仕上げられる強みにある。阪神Cからの直行が大正解だったことは3週連続坂路で4F51秒台の好時計を刻んだ臨戦からも一目瞭然。先週こそ手綱をルメールに委ねたが、最終追いはトレーナーが自ら感触を確かめた。全体時計は4F52秒8に加減しながらラスト2Fが11秒7、11秒7の切れ味。6歳熟女に競走馬の完成形、一つの到達点を見た。悲願のG1制覇に届かせる!

 【攻強化】マッドクール陣営は連覇が懸かるこの舞台から逆算した仕上げ。阪神Cはナムラクレアに瞬殺されるも6番人気が示す通り、目標を先に据えていた。圧巻は坂井が手綱を取った1週前のCWコース。重い馬場を苦にすることもなく6F78秒9~1F11秒1の猛時計。コース追いが効果的だったことはラスト1F11秒7の伸び脚が際立った最終追いにありあり。ディフェンディングチャンピオンとしてライバルを迎え撃つ。

 【反撃燃】ルガルスプリンターズSは稽古こそ動いていたが久々で半信半疑。が、あの圧勝劇を見せつけられては今回、疑いの余地もない。西村淳が騎乗した1週前の坂路がハードな併せ馬。巨体を持て余すことなく4F50秒5~1F11秒8!1番人気で10着に敗れた昨年と、11着に甘んじた前走香港スプリントの雪辱に馬自身が燃えている。

 【急上昇】チャレンジャーなら踏み込んだ仕上げは当然。カンチェンジュンガだ。攻めは動くタイプだが坂路の最終追いはテンから加速し、4F49秒8の猛時計。先行する僚馬ヴァンヤール(7歳オープン)を瞬時に4馬身ちぎった。胸を張って頂上決戦に挑む。

 ≪美浦・万哲 サトノレーヴ完成期に入った!!≫

 【本格化】26日の美浦の風には触れておきたい。Wコースの最後の直線は斜め後ろからの追い風。1F10秒台を計測した馬は13頭もいた。そんな状況を考慮した上でも、サトノレーヴは別格だった。1F10秒7はこの日最速。可動域の大きな豪快なストライド。今週と同じチャックネイトに2馬身先着した先週(5F65秒0~1F11秒3)も凄かったが、堀厩舎独特の息を整える程度の“4F追い”でこれだけの時計が出るのは凄い。昨秋スプリンターズS当時が最高潮と思っていたが、それを上回る迫力。完成期に入った。

 【上昇】トウシンマカオは横山武が騎乗し、Wコース6F&併せ馬は先週と同じメニューだが、後半3Fのラップは先週13秒4→12秒2→11秒5に対し、今週は13秒0→11秒9→11秒0で大きく上昇。昨年暮れ以来の休み明けだが、九分以上に仕上がっている。

 【叩良化】ウイングレイテストが通ったWコースの内ラチ沿いは通る馬が少なく、チップが荒れていない点でも時計は出やすい。1F10秒8は特段強調すべきではないかもしれないが、前半の「緩」から、4角手前から「急」にギアが上がった時の加速感は明らかに前走以上。松岡のジャッジ通り、確実に良化している。

スポニチ

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