スマートフォン版へ

【高松宮記念】昨年の最優秀スプリンターに漂う王者の風格 手綱動かさずとも伸びやか52秒0―11秒8

スポーツ報知
  • 2025年03月27日(木) 06時30分
1 7
高松宮記念追い切り(26日・栗東トレセン)

 G1・第55回高松宮記念(30日、中京・芝1200メートル)の追い切りが26日、東西トレセンで行われた。先週に続き栗東・坂路で好時計を出したルガルは山本理貴記者が「見た」で目下の充実ぶりに迫った。

 上昇ムードが日増しに高まっている。昨年の最優秀スプリンターに輝いたルガルはコンビ6戦目となる西村淳を背に、栗東・坂路を単走。無駄な力が全く入らない伸びやかな走りで加速ラップを刻み、52秒0―11秒8をマークした。ほとんど手綱は動かず、馬の走る気に任せた調整。活気とパワーにあふれ、王者の風格を漂わせた。

 同じく坂路で行われた1週前追い切りは、びっしり追われて50秒5―11秒8。当週はコンディションを整える程度で、そこまで時計は出さないだろうと思っていた。事実、この日の杉山晴調教師の指示は「最後までじっとしておくように」。無理せず速い時計が出るのは、完調に近づいている証拠だろう。3週連続でまたがった西村淳も「1週ごとに良くなっているし、去年と同様に順調にきている」と良化を実感している。

 前走の香港スプリントは初の海外遠征。慣れない環境が影響したのか、ゲート裏で集中力を欠き、大きく出遅れた。外を回って追い上げたが、最後は苦しくなり11着。G1馬として臨んだ初戦はほろ苦い結果に終わった。しかし、能力に疑いはない。主戦は「馬も戸惑ったところがあると思うし、初めての坂路以外の調整でしたからね。ゲートは僕のせいでもあるし、申し訳なかったけど、あの子の走りは見せてくれた」と信頼は揺るがない。

昨年10着雪辱 昨年はシルクロードSで重賞初制覇を飾り、1番人気で迎えた昨年の高松宮記念は10着。レース後に骨折が判明した。力を出し切れなかったが、今年は違う。「去年は勝てなかったし、悔しかったですしね。その悔しさも、ルガルは知っている」。ひと回り大きくなった人馬がリベンジを果たす予感がする。(山本 理貴)

スポーツ報知

みんなのコメント 1件

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す