「
高松宮記念・G1」(30日、中京)
3度目のG1挑戦となる
川又賢治騎手(27)=栗東・吉村=が、
シルクロードSで人馬ともに重賞初Vを手にした
エイシンフェンサーと
高松宮記念に挑む。「(前走は)強い競馬をしてくれました。今までも操縦性は高い馬でしたが、直線で伸びあぐねることが多かった。もっとはじけると思っていたんです。考えていた通りでしたね」とうなずく。
G1は18年
エリザベス女王杯の
ヴァフラーム(10着)、22年
マイルCSの
ハッピーアワー(16着)と2度騎乗。「G1の雰囲気やパドックはすごいなとは思いましたが、レースになったら同じですからね」と振り返りつつ、「フェンサーは無事に繁殖牝馬になってほしいと思っていた半面、もっと戦えると感じてここまでつないでくれた馬ですから。目指していた舞台です」と意気込む。
17年にデビューし、2年目に44勝を挙げたが、その後は勝ち星を伸ばすことができなかった。苦しい状況に陥ったなか、手を差し伸べてくれたのが吉村師だった。「けがもあって乗り馬が減ってきていたところに声をかけてくれたのが吉村先生。その気持ちに応えたいし、恩返しをしたい」と川又。強い気持ちを胸に、
エイシンフェンサーとともに大舞台に臨む。
提供:デイリースポーツ