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高松宮記念・G1」(30日、中京)
三度目の正直となるか-。
トウシンマカオは一昨年15着、昨年6着で、3年連続3度目の挑戦となる今回は6枠12番でのエントリーが決定。高柳瑞師は「与えられた枠で頑張るだけですね」と話すが、比較的外枠になる傾向が強かった馬だけに、少しでも内寄りになったのは好都合だろう。
過去2回は不良&重馬場という状況下での敗戦。トレーナーも「走り切れていない印象があった」と会見で話していたように、最も大きな敗因だったと言っても過言ではない。しかし、今年は金曜から天候が好転。レース当日も晴れ予報で、天運も味方しそうだ。
金曜朝は美浦坂路を1本登坂。単走で気分良く駆け上がり4F64秒6-14秒2と時計を出した。「雰囲気も良く、好調をキープできていると思います」と不安なく、順調に調整は進んでいる。
前走の
香港スプリントは発馬で後手に回ったことで展開も不向きに。9着に敗れたが、2走前の
スプリンターズSが首差2着だったように、決して地力で負けたという印象はない。昨年のオーシャンS(1着)以来のコンビ結成となる横山武が「G1を勝てる器にあると思っていた馬」と期待を寄せる実力馬。7度目の挑戦で、悲願のG1制覇を決めてみせる。
提供:デイリースポーツ