◆第73回
日経賞・G2(3月29日、中山競馬場・芝2500メートル、稍重)
1着馬に
天皇賞・春(5月4日、京都)への優先出走権が与えられる重賞は15頭で争われ、2番人気の
マイネルエンペラー(牡5歳、栗東・
清水久詞厩舎、父
ゴールドシップ)が、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは2分36秒1。
前走の
日経新春杯3着に続く重賞挑戦で見事に初タイトル。全姉は21年の
オークス馬
ユーバーレーベン、半兄は21年に
新潟記念を勝った
マイネルファンロン(
父ステイゴールド)で、3きょうだいによる重賞勝利となった。
丹内祐次騎手は
小倉大賞典(
ロングラン)に続く、今年重賞3勝目。
2着は5番人気の
チャックネイト(ジョアン・モレイラ騎手)、3着は1番人気の
アーバンシック(
クリストフ・ルメール騎手)が入った。
松山弘平騎手(
リビアングラス=4着)「大外枠はこの馬にはよかったと思いますし、1コーナーは馬場のいいところを通すことができました。道中はいい形で運べたんですけど、2周目に入って跳びの大きい馬なので走りづらいところがありました。それでも最後まで、しぶとくよく頑張ってくれました」
菅原明良騎手(
マイネルクリソーラ=5着)「この馬場ではしぶとく脚を使ってくれました。もう少し強気にいってもよかったかもしれません」
津村明秀騎手(
ヴェルミセル=6着)「このなかで牝馬1頭だったんですけど、よく頑張ってくれました。この馬場は大丈夫でした。差のないところで頑張ってくれました。これからが楽しみです」
横山武史騎手(
マイネルウィルトス=7着)「9歳馬でよく頑張ってくれています。若かった時は、あそこからもうひと踏ん張りできたかもしれなかったけど、今日も最後まで頑張って走ってくれました。頭が下がる思いです」
昆貢調教師(
マテンロウレオ=8着)「これだけ馬場が悪いとね。どちらかと言うとスピード競馬の方がいい。走りづらいところもあって、ハミに頼っていた。しかたがないです」
吉田豊騎手(
ハヤヤッコ=10着)「こんな馬場はいいと思っていました。やっぱり右回りだと、勝負どころで内にもたれる面がありました。最後の直線も狭くなったところもありましたしね。9歳ですが、まだまだ頑張れそうですね」
北村友一騎手(
シュヴァリエローズ=12着)「馬場に尽きます。進んでいかなかったです」
杉原誠人騎手(
ホウオウノーサイド=13着)「初めての距離でしたけど、対応してくれました。今日はメンバーが強かったですから、またどこかで頑張ってくれると思います」
石橋脩騎手(
ブレイヴロッカー=14着)「返し馬からいい馬だなと思いました。後ろから行くような馬ですけど、馬場的にもそういう形ではチャンスがないと思ったので、ゲートを出たら先行しようと思っていました。勝った馬についていくような形で、指示通りにうまく走ってくれました。そんなに差のない感じでしたし、順調だったら、どこかでチャンスがくると思います」
スポーツ報知