◆第32回
マーチS・G3(3月30日、中山・ダート1800メートル、稍重)
ハンデG3は15頭立てで争われ、2番人気で
岩田望来騎手が騎乗したハンデ57・5キロの
ブライアンセンス(牡5歳、美浦・
斎藤誠厩舎、父
ホッコータルマエ)が、ゴール前で差し切り、
アルデバランSに続く2連勝で重賞初制覇を決めた。重賞4度目の挑戦で、昨年の
マーチSは6着だった。勝ち時計は、1分51秒5。
2着は、初のダート戦で9番人気の
マテンロウスカイ(
横山典弘騎手)が粘り込み、3着は1番人気の
ロードクロンヌ(
藤岡佑介騎手)だった。
岩田望来騎手(
ブライアンセンス=1着)「相手は
ロードクロンヌと思っていたので、早めに動きました。4コーナーからずぶさを見せ内にモタれるところもありましたが、手前を替えたら素直に伸びてくれた。ステッキを入れたら、交わせると思いました。馬がステッキに応えてくれました。まだモタれる面は改善できていないけど、できたらポテンシャルはいいものがあるので、いいところまでいってくれると思います。馬場が前残りだと思っていたし、2、3着を射程圏内にいれるいいレースができました。馬もしっかり成長してくれている。ゲートもしっかり出て、道中の進み具合も良かった。G2、G1を目指してほしい馬です。陣営とともにしっかりタイトルをとらせたい。(自分自身も)G2、G3を勝っているが、G1で結果を出せるように頑張っていきたい」
斎藤誠調教師(
ブライアンセンス=1着)「ちょっとあきらめてました(笑)。けど、よく伸びてくれた。なかなかああいう差し馬はうち(の厩舎)に似合わないけど(笑)。道中内にモタれるのがきつくなっているので、調教で改善していきたい。パドックも落ち着いていたし、精神力は強くなっている。G2、G1でもやれると思う。今後は左回りも試してみたい」
スポーツ報知