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【大阪杯】混戦だからこそ古馬G1実績が頼りに レース史上初連覇に挑む先行力自慢の5歳馬が主役候補

スポーツ報知
  • 2025年03月31日(月) 07時00分
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◆第69回大阪杯・G1(4月6日、阪神競馬場・芝2000メートル)

 春のG1シリーズ第2戦、第69回大阪杯は4月6日、阪神競馬場の芝2000メートルで行われる。1週間にわたりレースや出走馬などを深掘りする「考察」はイシゴー(石行佑介)記者が担当する。プロローグ編ではレース史上初の連覇に挑むベラジオオペラに注目。内回りの舞台に合う先行力と、古馬G1での実績が混戦でこそ頼りになるファクターだと強調した。

 大阪杯は17年にG1へと昇格した当初、1着賞金は1億2000万円だった。その後は20年に1億3500万円、22年に2億円と段階的な増額を経て、今年から3億円。わずか8年で2・5倍となった。にもかかわらずトップクラスの視線はドバイなどの海外へ。今年も絶対的な主役がいない混戦模様だ。

 レース史上初の連覇を目指し、ベラジオオペラが今年も参戦してきた。G1昇格後の過去8年を振り返ると、4角で先頭だった馬が3勝。他の5年も4角〈2〉〈4〉〈5〉〈4〉〈2〉番手の馬がトップでゴールを駆け抜けている。内回りで争われるだけに、4つのコーナーをタイトに回る機動力も必要。圧倒的に先行有利な舞台と言える。前で立ち回ることができるベラジオオペラを中心にレースは動くとみている。

 2年連続の参戦はソールオリエンスと2頭のみ。メンバーはガラリと一新した。中山記念でワンツーのシックスペンスエコロヴァルツなど、勢いのある4歳勢も気になるところではある。だが、今回のG1ホース4頭中で古馬G1を勝利しているのがベラジオオペラジャスティンパレスのみ。格や経験値は最上位級だ。

 充実ぶりも見逃せない。近2走の王道G1で小差の〈6〉〈4〉着。特に前走の有馬記念の好走には驚かされた。勝ち鞍は3戦負けなしの1800メートルと、2000メートルでの2勝。それ以上に距離を延ばすとパフォーマンスが低下するイメージを持っていたが、2500メートルを先行策で堂々と最後まで止まらずに踏ん張り通していた。

 地力強化の競馬ぶりを証明するように、今回の1週前追い切りではこれ以上ない鋭い反応を見せた。昨年と異なり、ぶっつけで挑む点がカギになるとはいえ、さらなる進化を遂げていそうな雰囲気が漂っている。今週の最終調整をきっちり見極めてからだが、現状で主役候補の一頭であることは間違いない。(石行 佑介)

スポーツ報知

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