昨年の
日本ダービー馬の
ダノンデサイル(牡4、栗東・
安田翔伍厩舎)が、
ドバイシーマクラシック(南半球産3歳上、北半球産4歳上・G1・芝2410m)で海外G1初制覇を目指す。
ダノンデサイルは父
エピファネイア、
母トップデサイル、母の
父Congratsの血統。母は14年の米G1・BCジュヴェ
ナイルフィリーズの2着馬。一昨年のセレクトセール1歳では1億3500万円(税抜)の高値で取引された。
ここまで8戦4勝。昨年の
京成杯で重賞初制覇。
皐月賞はレース直前に右前肢跛行を発症したために競走除外となったが、続く
日本ダービーでGIウイナーの仲間入りを果たす。絶好5番枠から好位のインを確保。直線で内ラチ沿いから先頭に立つと、1番人気の
ジャスティンミラノを2馬身突き放し、世代の頂点に立った。休養を挟み、秋は
菊花賞が6着、
有馬記念が3着。しかし、その悔しさを晴らすように、前走のAJCCでは
戸崎圭太騎手と初コンビを組み、3つ目の重賞タイトルを獲得している。心身ともに伸び代は大きく、初の海外遠征でも期待が大きい。
これまでに
日本ダービー馬の海外初戦が
ドバイシーマクラシックだった場合の成績は【1-1-1-1】。15年の
ワンアンドオンリーが3着、16年の
ドゥラメンテが2着、18年の
レイデオロが4着、そして22年の
シャフリヤールが1着だった。果たして
ダノンデサイルは─。
日本ダービー馬の威厳を示し、海外G1初挑戦初制覇となることを期待しよう。