「
ドバイシーマクラシック・UAE・G1」(5日、メイダン)
戸崎圭の胸が高鳴る。自身にとって21年以来4年ぶりのドバイが迫っている。「ちょうどコ
ロナで大変な時期でしたがドバイの街は動いていたし、盛り上がっていましたね。施設もきれいでした」と当時を振り返る。肝心のレースもサウジダービーを
ピンクカメハメハで制すと、
チュウワウィザードで臨んだドバイワールドCで2着。その手腕を遺憾なく発揮した。
今年は
ダノンデサイルとのコンビでドバイシーマCに参戦。初騎乗となった前走のAJCCできちり勝利へと導き、能力の高さを感じ取ったという。「全体的に
バランスが良く、レベルの高い馬だと感じました。道中のリズムも良かったですね。早い反応はないけど、長く脚を使えるタイプ。少し(走りに)傾きがあるくらいで、操縦性に苦労するところもなく、イメージしていた通りの馬でした」とうなずいた。
ドバイの芝レース騎乗は初めてとなるが、「海外で乗れるチャンスは少ないと思っているので、こうして声をかけていただけたのはありがたいですね。ダービー馬に乗るという責任を感じますし、それを背負って乗りたい」と力を込めた。第91代ダービー馬とともに挑む世界最高峰の戦い。中東の地で、再びその手綱さばきが輝きを放つ。
提供:デイリースポーツ