4月13日に阪神競馬場、芝1600mで行われる桜花賞。ここで主役を務めるであろう、阪神JFの勝ち馬アルマヴェローチェ(栗東・上村洋行厩舎)が今朝2日、レースへ向けた1週前追い切りを行っている。

　朝一番のCWで岩田望来騎手が騎乗して馬場へ入場。レーウィン(4歳3勝クラス)を5馬身ほど追走する形で6F標識を通過。前との差が少しあいていたこともあってか、3コーナーの手前ではジョッキーが促しての追走。3コーナーから4コーナーでも継続して促されて、最後の直線に向いていった。

　内から前に並びかけていくも前の手応えも良かったので、追い抜くまでに時間を要した。並びかけてからはじわじわと前に出て、最後はきっちり先着。道中で促しても反応が鈍いところが気になったが、あらためて阪神JFの1週前追いの映像を見直すと、今回と同じように4コーナーでも促していた。

　時計は6F80.4～5F66.0～4F51.3～3F36.4～2F22.8～1F11.4秒。ある程度時計の出やすい馬場状態ではあるものの、道中15秒を切るラップを踏んでいきながら、ラスト2Fが11.4秒の持続ラップだった点は評価できる。阪神JFの時と同じく、このひと追いで最終追いは素軽い動きになってくるだろう。

(取材・文：井内利彰)