「
大阪杯・G1」(6日、阪神)
香港ヴァーズ3着以来となる
ステレンボッシュが2日、美浦Wで最終リハ。水分を含んだ馬場をモノともせず、併せ馬で力強く先着を果たした。昨年の
桜花賞以来、勝ち星から遠ざかっているが、国内外のG1で常に上位争いを演じてきた実力馬。先週の
高松宮記念であいさつ代わりのG1制覇を成し遂げた名手・モレイラとのコンビで二つ目のタイトルを目指す。
雨が降りしきるなか、美浦Wでモレイラが騎乗して
シャンドゥレール(5歳障害オープン)を目標に、馬なりの手応えで6F83秒6-37秒8-12秒0をマーク。馬場の外めを回って楽々と先着を果たした。
◆
国枝栄調教師
-追い切りの内容を。
「先週しっかりやったことでだいぶ馬の気が乗ってきていたのでね。輸送もあるし、女の子なので少し控えめな内容でしたが、すごくいい動きだったと思います」
-舞台は阪神芝内回りの2000メートル。
「やはりそのあたりが鍵になると思いますが、
桜花賞の時もいい位置を取って、いい脚を使ってくれたので。流れに乗る競馬をしてほしい」
-最後に意気込みを。
「もともとメンタルが強く、体質も強かった馬。そう大きくは変わっていないが、より一層、頼りがいがあるという雰囲気になっている。これまで大崩れなく、高いレベルで競馬ができているので、ここでも実力を発揮してもらいたい」
◆モレイラ騎手
-
香港ヴァーズを振り返って。
「大外枠ということで悪影響があったし、道中のペースも遅めで、早めに外へ持ち出さざるを得ない形に…。その分のロスが、最後の脚に負担がかかってしまった」
-追い切りの感触を。
「あまりオーバーワークにならないように。スムーズでしたし、リズムよく運べました。聞いていた通り、仕上がりはいいですし、息遣いも良かったです」
-この馬の長所は。
「しまいの脚だと思います。瞬発力があるし、乗りやすいです」
-舞台は阪神芝内回り2000メートル。意気込みを。
「ト
リッキーなコース。位置を取りに行く馬がいて、ペースが流れてくれると考えている。そうなれば、この馬の長所を生かせると思う。日本のファンの声援は心に響く。
大阪杯もいいレースになると思うので皆さん楽しんでください」
提供:デイリースポーツ