京都2歳Sで重賞を制した後は右第1指骨剥離骨折が判明して休養していた
エリキング(栗東・
中内田充正厩舎)。すでに栗東へ帰厩しており、4月20日に中山競馬場、芝2000mで行われる
皐月賞へ出走予定。今朝3日はレースへ向けた2週前追い切りを行っている。
朝一番のCWで
中内田充正調教師が自ら跨り、
シャイニングソード(4歳3勝クラス)を2馬身ほど後ろから追走。道中は折り合った走りを見せ、3コーナー付近でラップが遅くなったところでもしっかり対応した走りを見せていた。
4コーナーに入ってもまだラップは速くならなかったが、最後の直線に向くと、一気にギアが上がって、前に迫っていく。相手も現在3連勝中の勢いがあるので、脚色は全く見劣らない。どちらも楽な手応えでゴールまで進んでいき、同入のままフィニッシュした。
時計は6F82.4~5F67.4~4F52.5~3F36.6~2F22.2~1F10.9秒。ラスト1F10秒台が7頭もいたので、数字的には特筆するほどではないが、楽にこのラップを踏めたところが能力の高さと順調さを示している。レース間隔があいているだけに、来週の追い切りでもどのような動きを見せるかというところは注目だろう。
(取材・文:井内利彰)