スマートフォン版へ

【大阪杯】単勝2万円超の初勝利挙げた36歳の新人トレーナーがG1初参戦へ工夫の調整 あるかカラテの一撃

スポーツ報知
  • 2025年04月03日(木) 15時18分
1 11
◆第69回大阪杯・G1(4月6日、阪神・芝2000メートル)

 単勝223・4倍、15番人気馬の激走で新規開業一番乗りとなるJRA初勝利を挙げた東田明士調教師=栗東=。3月5日付で開業し、「記憶に残る忘れられない1勝」だった同16日から約3週間たち、今週はカラテ(牡9歳、父トゥザグローリー)とともにG1の大舞台に初参戦する。「開業から間もないこの時期にG1を使えるのは、やっぱりモチベーションになりますね。競馬に携わる上で、G1に出るのはみんなの目標でもありますから」。充実感に満ちた表情で、最後の仕上げを進めている。

 初Vのヴィーナスバブルと同じく、音無厩舎から引き継いだ管理馬で挑む。小田切光オーナーにG1初挑戦を相談した際は、快く承諾されたという。「音無先生との縁もありますし、(小田切)光さんの他の馬も管理させてもらっています。G1に出られるような馬を預からせていただいて、早いタイミングで出させていただけるのは本当にありがたい」と東田師。縁あっての出走に心から感謝した。

 キャリア47戦で、重賞3勝を含む8勝を挙げるカラテ。競走馬として高齢と言われる時期となっても、コンスタントに古馬中距離重賞に名を連ねる。転厩後は新しく、角馬場、コースで完歩を詰めた運動を取り入れた。跳びが大きい大型馬なだけに、内回りコースなどで求められる器用さを養う狙いだ。「最初は少し難しかったんですけど、徐々にできるようになってきました。そういうところが競馬でもプラスに働いてくれれば」と手応えを感じ取る。

 追い切りには初コンビを組む和田竜二騎手が3週連続で騎乗。年齢を感じさせない若々しい動きで、鞍上からも「追い切るごとに状態は上がっている」とお墨付きを得た。指揮官は「本当にいい状態で臨めますし、タイム的に見ても近走はそこまで負けていません。スタートをしっかり決めて、いいポジションを取れれば、より面白みがあるのでは」と一変を期待する。

 G1に慣れた音無厩舎から移ったスタッフが多いこともあり、心境は気負わず普段通り。それでも「やるからには少しでも上の順位を目指したいですね」と闘志は隠さない。36歳の若きトレーナーとベテラン9歳馬のコンビが、波乱を巻き起こす気がしてならない。(山本 理貴)

スポーツ報知

みんなのコメント 1件

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す