ナダル産駒の
ベルギューン(牝3、栗東・
牧浦充徳厩舎)が、日曜阪神9Rの
バイオレットステークス(3歳・オープン・ダ1400m)で無傷の3連勝を狙う。
ベルギューンは父
ナダル、
母ベルクリア、母の父
ヴァーミリアンの血統。父は20年の米G1・アーカンソンダービーの覇者。現3歳の
ファーストクロップが大活躍したことで、今年の種付料は昨年から700万円アップの1000万円となっている。一方の母は
JRAで4勝。いとこの
サークルオブライフは21年の阪神JF、近親の
トレンドハンターは11年のフラワーC、同じく
スティールパスは12年のスパー
キングレディーCを制している。
ここまで2戦2勝。今年1月に中京でデビュー勝ち。続く前走の1勝クラスも好位から悠々と押し切り、デビュー2連勝を果たした。今回は昇級戦、しかも初の牡馬相手の競馬となるが、まだ底を見せていないので楽しみはある。
ナダル産駒は
メルキオルが
ブルーバードCを制するなど、ダート重賞戦線を沸かせている。しかし、
JRAの重賞&オープンでは延べ10頭が走り、24年のカトレアSの
クレーキング、今年の
ヒヤシンスSの
プロミストジーンの2着が最高着順。ここで
ベルギューンが父に初の
JRAオープン勝ちをプレゼントできるか。その走りに大いに注目したい。