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【大阪杯】大けが乗り越えた41歳騎手&22年菊花賞2着馬が再タッグ 「タイトル取らせてあげたい」G1で完全復活だ

スポーツ報知
  • 2025年04月04日(金) 05時00分
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◆第69回大阪杯・G1(4月6日、阪神・芝2000メートル)

 第69回大阪杯・G1の出走馬15頭が3日、確定した。吉田隼人騎手(41)=美浦・フリー=は、22年の菊花賞有馬記念で2着に入った6歳馬ボルドグフーシュに騎乗。大けがを乗り越えた人馬が大舞台で完全復活をアピールする。枠順は4日に決まる。

 人馬ともに苦難を乗り越え、不屈の精神でG1の大舞台に戻ってきた。昨年4月の落馬で頭部を負傷し、5か月半の長期離脱を余儀なくされた吉田隼。右前肢の腱周囲炎で昨年11月まで1年7か月の長期休養を経て復帰したボルドグフーシュの手綱を執り、仁川のターフを沸かせる。「またこうしてコンビを組ませてもらえる。いい成績を残したいですね」と力を込めた。

 中間の調整過程に勝負ムードが漂う。これまでは脚元への負担を考えて栗東での追い切りは坂路主体だったが、3月26日の1週前には故障から復帰後、初めてCWコースで消化。同日の1位タイとなる6ハロン77秒9―11秒1とラストまで鋭く伸び、6ハロンの自己ベストを2秒も更新した。

 猛時計に「(併せた馬が)いいペースで引っ張ってくれて、時計以上の負荷がかかったと思いますし、いい1週前追い切りだったと思います」と鞍上。2日の最終追い切りにも騎乗し「最後に(併せ馬の)横に出しても自分から行く感じだった。いい内容でした」と納得の仕上がりだ。

 実戦で騎乗するのは22年の菊花賞2着以来、約2年5か月ぶり。だが、騎乗停止で乗れなかった前走のアメリカJCC(4着)前の追い切りにも志願してまたがるなど、コンタクトを取ってきた。3歳時は有馬記念でも2着と長距離で結果を出した。2000メートル戦では工夫が必要になるが、何度も追い切りに騎乗。特徴を把握してきたことは大きな武器だ。

 「菊花賞で悔しい思いをした。ボルドグフーシュにタイトルを取らせてあげたいですし、一緒に取れれば」。人馬ともに復帰後、初のG1で深めた絆、思いの強さをぶつける。(戸田 和彦)

スポーツ報知

みんなのコメント 1件

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  • 広瀬北斗さん

    騎乗どころか日常生活さえ危惧されたのですから、もう何も言う事はありません。

    騎乗を楽しんで貰いたいです。

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