武幸四郎調教師が
桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)の
ヴーレヴー(牝3)でGI初制覇を狙う。
武幸四郎調教師は騎手として
JRA通算9121戦693勝。
JRAではGI・6勝を含めて重賞を28勝した。13年に
メイショウマンボでGI・3勝を挙げたのは記憶に新しいところだ。調教師としては18年に開業し、
JRA通算1796戦184勝。重賞は今年の
シンザン記念の
リラエンブレムなどで5勝している。ただ、GIには延べ20頭が挑み、22年の
桜花賞の
ウォーターナビレラの2着が最高着順。あと一歩で戴冠に手が届いていない。
桜花賞には
ヴーレヴーを送り込む。父は
サトノクラウン。叔父の
シルバーステートは「幻のダービー馬」と呼ばれ、現在は種牡馬として活躍している。ここまで6戦3勝。3走前の
りんどう賞を快勝すると、続く
ファンタジーSでも0秒1差の4着に健闘。そして前走の
エルフィンSでリステッド初勝利を挙げた。これまでGI、GIIを走っていないので地味なイメージだが、勝負強さは目を引く。
武幸四郎調教師は騎手時代、
桜花賞に7回参戦して未勝利だった。調教師としても3年前に
ウォーターナビレラでハナ差の2着。何度も悔しい思いをしているが、今度こそはGIトレーナーの仲間入りを果たしてほしい。