武豊騎手が
ボンドガール(牝4、美浦・
手塚貴久厩舎)で、
阪神牝馬ステークス(4歳上牝・GII・芝1600m)の11年ぶり6勝目を狙う。
武豊騎手はこれまで阪神牝馬Sに22回騎乗している。ルーキーイヤーの87年に
シヨノリーガルで初制覇を果たすと、93年に
ノースフライト、03年に
ファインモーション、05年に
アドマイヤグルーヴ、14年に
スマートレイアーで勝利。もちろん、通算5勝は歴代単独トップの数字となる。
今年のパートナーは
ボンドガールだ。「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有する
ダイワメジャー産駒。ここまで8戦1勝だが、重賞では7戦して昨年の
秋華賞など2着が5回、3着が1回。唯一、昨年のNHKマイルCではブービーの17着に大敗しているが、直線で不利があったので参考外でいい。前走の
東京新聞杯も
ウォーターリヒトの末脚に屈したとはいえ、勝ちに等しいクビ差2着だから、牝馬同士なら間違いなく力上位だ。
武豊騎手にとっては
菊花賞、
大阪杯に続いて3レース目となる、昭和、平成、令和での3元号制覇がかかる一戦。自身が持つ
JRA連続年重賞勝利記録を「39」に更新できるかも含めて、その手綱捌きに要注目したい。