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【大阪杯】コスモキュランダ パワー&スタミナで押し切る!

スポニチ
  • 2025年04月05日(土) 05時18分
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 今週も「展開王」が登場。数ある予想ファクターの中から、展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出す。春のG1ロード第2弾「大阪杯」を担当するのは東京の面来陽介記者。急坂を2回越える阪神2000メートルで狙うのはパワーとスタミナを備えるあの馬だ。

 まず大阪杯を攻略するにあたり、最大のポイントになるのが“急坂を2回走る”点だ。阪神内回り芝2000メートルは急坂(1回目)の手前からスタートし、坂を上り切った後すぐに小回りのコーナーを迎える。道中はアップダウンがなく、3角を過ぎたあたりから下り坂。そして359・1メートルの短い直線で再び急坂が待ち構える。このタフなコースで求められるのはパワーとスタミナ。ためて切れる脚より、ジリジリと長くいい脚を使い続けられる馬に勝算がある。

 同じ週にドバイワールドCが開催されるが、4頭のG1勝ち馬に勢いのある4歳馬と今年は好メンバーがそろった。それでも絶対的な中心馬は不在で伏兵が多彩。波乱が生じる可能性は高い。前述の通り、最初の坂を上った直後に1角に差しかかるため、前半ペースは速くなりにくく隊列も決まりやすい。逃げて結果を出しているデシエルトが迷わず先手を奪いに行きそうだが、それでも道中は平均ペースに落ち着くだろう。

 そこで本命に指名したのは9番に入ったコスモキュランダ。500キロ超の雄大な馬格を備え、ストライドが大きい馬。伸び伸びと走れる中枠から外枠の方が確実に合っている。実際に弥生賞1着(7番)、皐月賞2着(12番)、セントライト記念2着(8番)、前走のAJC杯3着(13番)と重賞好走歴は全て中~外枠だった。

 中でも直線の急坂をモノともせずに、初の重賞タイトルを獲得した昨年の弥生賞が光る。向正面で一気にポジションを上げ、4角2番手から抜け出して快勝。高い機動力と持続性のある末脚を示した。阪神内回り2000メートルは、その持ち味を最大限に生かせる舞台。再びロングスパートで上がりがかかる競馬に持ち込み、ライバル馬の脚をなし崩し的に消耗させる。

 悲願のG1制覇に向け、加藤士師は「この馬の武器は(長く)脚を使えること。ポイントはどこで脚を使うか。捲って行っても平気だし前でガリガリやり合ってもいい」とあらゆるパターンをイメージする。序盤はジッと我慢。向正面で動き出し、早め先頭から一気に押し切る。

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