「
大阪杯・G1」(6日、阪神)
昨年の
天皇賞・秋で3着と善戦した
ホウオウビスケッツは2枠2番でのゲートインが決定。
奥村武師は「岩田(康)さんはコース形態を本当に理解している方で、
大阪杯に関してもどこでもいいと言っていた。いつでもすごく説明してくれますし」と主戦に全幅の信頼を置いているようだ。
金曜の最終調整は美浦坂路。朝モヤが立ち込めるなか、単走で駆け上がる姿はフットワークも実にリズミカルで、4F68秒5-16秒6と時計を出した。「変わらずうなっているし、フレッシュな状態ですね」と状態面に太鼓判を押した。
木曜発表の馬体重は前走比24キロ増となる528キロ。「いつもトレセンではそれぐらいの数字だから。今回は少し大きいくらいだけど、競馬に行くと前走くらいの数字に減っているので。プラスで出るのが難しいタイプだけど、プラスで出られたらうれしいね」。数字の変動は激しくても、レースで大きな増減はないタイプだけに決して惑わされることはない。
上質な先行力を武器に、中距離重賞では常に上位争い。最後のピースがきっちりとハマれば、悲願のG1制覇も夢ではない。
提供:デイリースポーツ