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大阪杯・G1」(6日、阪神)
大駆けムードだ。AJCC3着の
コスモキュランダは金曜朝、美浦ダートを軽いキャンターで1周半してからゲートの駐立を確認。その後はプールで体をほぐして、輸送に備えた。加藤士師は「いいですね。獣医師さんも“かなりいい感じだよ”と言ってくれました」と満足げにうなずいた。
木曜発表の馬体重は516キロ(前走比6キロ増)。「いつもレース前の1、2週間できっちり絞れる。今回もいつものように絞れてきています」とイメージ通りの調整ができている。3走前の
菊花賞14着は、8キロ増(512キロ)が誤算だったという。「あの時は滞在先で寝ワラを食べて体重が増えてしまった。今回はそこだけ注意したい」と、しっかり対策を施して臨む構えだ。
発表された5枠9番に「極端な枠じゃなければ十分」と指揮官は特に気にしていない。「ポジションを取るような馬なら枠は関係するでしょうけどね。この馬はゲートが課題なので。(横山)武史が言うには、ゲートが開いても、他馬が出てから“あっ、行かなきゃ”ってなるみたい。エコな性格なんです」と苦笑いを浮かべていた。
1年3カ月ぶりにコンビを再結成する丹内は、騎手から転身した加藤士師にとって競馬学校時代の1学年後輩にあたる。「学校時代から全然変わらないですよ。昔から明るくて、一生懸命な性格でした」。そんなかわいい後輩とともにG1初制覇を目指す。
提供:デイリースポーツ