競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
今週の水曜も美浦の調教時間には雨と寒さに襲われました。もう4月ですよ…。2歳馬もしっかりと見たいので、天候はもう少し落ち着いてほしいものです。
さて、先週は
伏竜Sが行われましたが、
ルクソールカフェ(牡、堀)は強かったですねー。このレースは
ケンタッキーダービーのポイントレースとなっており、見事に優先出走権を手にしました。ちなみにUAEダービーは今年から欧州地区のポイントとなっており、同レースで日本馬がポイントを取ると欧州枠として出走することが可能。参戦馬は未定ながら、今年こそ日本馬が
ケンタッキーダービーに手が届くのか、注目したいですね。
先週の
毎日杯は
ファンダム(牡、辻)が上がり32秒5の末脚で勝利。春の3歳戦の芝1800mで上がり32秒5マークしたのは21年アルメリア賞で2着だった
ジャスティンカフェのみで、1分45秒9のV時計も悪くなく、価値は相当高いと思います。次走は未定ですが、G1でも楽しみになりそうです。
2歳のゲート試験ですが、4日は
デンクマールの半弟
アウダーシア(牡、手塚久、父
キズナ、
母リリーノーブル)、母にG12勝馬を持つ
ドリームコア(牝、萩原、父
キズナ、
母ノームコア)、母がG3勝ち馬である
ワンモメンタム(牡、萩原、父
ルヴァンスレーヴ、
母ワンブレスアウェイ)などが合格。
3月28日には
フォーエバーヤング、
ブラウンラチェットの半妹
ダーリングハースト(牝、国枝、父
エピファネイア、
母フォエヴァーダーリング)、
ジオグリフの全弟
ロスパレドネス(牡、木村、父
ドレフォン、
母アロマティコ)などが合格しています。
来週にはいよいよクラシック初戦となる
桜花賞が開催されますが、POGに向けての準備もそろそろスタートされる方もいるのではないかと思います。この時期にゲート試験を合格している馬は早期デビューも考えられますので、ぜひともチェックしておいてください。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ