4月5日の阪神7R・4歳上1勝クラス(ダート1400メートル=16頭立て)で、今年3月に新規開業した
井上智史調教師(43)=栗東=が管理する
サンダーバース(牡4歳、父
サンダースノー)が勝利した。井上調教師は先月19日の園田の交流競走ですでに勝利を挙げていたが、
JRAでは初出走から14戦目で、記念すべき初勝利となった。これで栗東の新規開業調教師は6人全員が勝利を挙げた。
井上厩舎所属の、
鷲頭虎太騎手が乗った
サンダーバースは、外枠から先行策をとり直線で先頭に立つと、後続の追い上げをしのいでそのまま押し切った。ゴール後、鷲頭騎手は左手で馬の首をなで、うれしそうに引き上げてきた。
JRAで初の口取りとなった井上調教師は「本当に嬉しかったです。勝った瞬間には『勝った』と叫んでしまいました。中で見ていましたが、直線に向くときにいいところにつけていたので、外に出て見届けました。いい騎乗でした。(所属の)鷲頭で勝てたのも良かった。開業が決まってから、馬主さんや業者さん、スタッフなど、誰一人欠けてもここまでこれなかったと思う。(
JRAホームページの)成績欄の一番左の1着のところに“1”と数字が入るのがうれしいです」と笑顔だった。
スポーツ報知