5日の中山7Rで1番人気の
スペイドアン(牡4歳、美浦・加藤士)に騎乗したルーキーの
上里直汰騎手(18)=美浦・加藤士=が、好スタートを決めて鮮やかに逃げ切り勝ち。デビュー31戦目で待望のJRA初勝利を挙げた。
JRA初の沖縄出身ジョッキー。ひとつの新たな歴史を刻み、「
スペイドアンは競馬学校のときから乗せてもらって思い入れのある馬でした。任してくれた調教師の先生、オーナーさん、厩務員さんに感謝でいっぱいですね」と笑みを浮かべる。「レースでは先行力を生かして前めにつける作戦で臨みました。馬の元気が良くて道中は頑張って押さえる感じでした。最後まで馬が頑張ってくれて良かったです」と相棒の奮闘に感謝した。
「模擬レースでも勝ったことがなくて、先頭でゴール板を(駆け)抜けることがなかったので、勝った喜びとか、
スローモーションに感じられました。自分の尊敬する先輩や一緒に頑張ってきた同期に感謝ですね。まだ(ジョッキーを)始めて1カ月ですし、技術も努力を重ねて増やしていきたいです」と気持ちを新たにした。
3月にデビューの新人では、舟山、田山、和田陽、森田に次いで5番目の勝ち上がりとなった。
提供:デイリースポーツ