◆第34回
チャーチルダウンズカップ・G3(4月5日、阪神競馬場・芝1600メートル=1~3着馬に
NHKマイルCの優先出走権、良)
昨年までのアーリントンCから名称変更となった3歳限定のマイル重賞は11頭立てで行われ、
吉村誠之助騎手が騎乗した2番人気の
ランスオブカオス(牡、栗東・
奥村豊厩舎、父
シルバーステート)が最後の直線で抜け出して、後続の追い上げを許さずV。デビュー2年目の吉村騎手とともに初重賞制覇を飾った。現地観戦していた父・
吉村智洋騎手=兵庫=が祝福した。勝ちタイムは1分32秒2。22年に
ダノンスコーピオンが記録した1分32秒7を上回るレースレコードだった。
昨年12月の新馬戦を勝ち、中1週で臨んだ
朝日杯FSで3着と好走。
きさらぎ賞は3着に敗れたが、3度目の重賞挑戦で結果を出した。
2着は1番人気の
アルテヴェローチェ(
佐々木大輔騎手)、3着は8番人気の
ミニトランザット(
鮫島克駿騎手)だった。
吉村誠之助騎手(
ランスオブカオス=1着)「本当にうれしいです。道中はいいスタートを切って、折り合いに専念しようと思っていました。いい感じで前に壁を作って運べましたし、開いたスペースは一瞬だったのに、ひるまずにいい脚を使って、突っ込んでくれました。今日はいい勝ち方をしてくれて、強い内容だったと思います。(
NHKマイルCに)権利を取って向かうより、勝ち切って向かいたいと思っていました。G1の舞台でも能力の高い馬なので、やれると思います」
スポーツ報知