スマートフォン版へ

3月の地方女性騎手の祭典は大盛況…今こそ垣根超えた中央×地方女性騎手の祭典復活を願う

スポーツ報知
  • 2025年04月05日(土) 16時00分
0 5
◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 競馬は男女が同じ舞台で勝負する数少ないスポーツ。JRAでは今春、谷原柚希(ゆずき)騎手がデビューし、現役の女性ジョッキーは6人。地方では名古屋のルーキー、小笠原羚(おがさはら・れい)騎手を含めて平地の現役は10人(高知の浜尚美は休業中)で、鉄のソリを引く、ばんえい競馬は2人。中央と地方で17人が、男性騎手と熱いレースを繰り広げている。

 先月、園田競馬場で行われた地方所属の女性騎手によるシリーズ戦「レディスジョッキーズシリーズ2025(LJS)」の最終戦を取材した。紹介セレモニーではカメラを持ったファンの人だかり。第1戦で園田所属の佐々木世麗騎手が勝つと、多くの地元ファンが「やったー!」などの絶叫。第2戦を木之前葵騎手が制し、総合連覇を決めると「葵ちゃん、おめでとう!」と祝福の大声援が湧き上がった。

 ものすごい場内の熱気に触れ、JRA騎手も交えて開催してほしいと改めて思った。木之前騎手が「絶対に盛り上がると思います。やってほしいです」と言えば、地方通算1300勝以上を挙げるレジェンドの宮下瞳騎手も「ぜひとも中央の皆さんと一緒に乗りたいです」と強く望んでいる。

 06年から11年までLJSは地方と中央の垣根を越えて行われ、JRAからは当時現役の西原玲奈騎手、増沢由貴子騎手が参戦していた。女性騎手がファンに定着した今こそ、両者がタッグを組んでの開催復活をと思う。海外枠もつくって今年のフェブラリーSでJRAで女性騎手初の平地G1制覇を果たしたレイチェル・キング騎手、おなじみのミカエル・ミシェル騎手も参戦すれば、さらに注目度はアップするはず。そんな夢の祭典の実現を心から願います。(競馬デスク・内尾 篤嗣)

 ◆内尾 篤嗣(うちお・あつし) 98年入社。レイアウト担当、事業部も経て現在は競馬デスク。思い出の一頭はワンダーアキュート

スポーツ報知

みんなのコメント 0件

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。
  • 「いいね!」の付いたコメントが、まだありません。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す