「ダービー卿CT・G3」(5日、中山)
波乱の幕開けとなったマイルのハンデ戦を制したのは、1番人気の
トロヴァトーレ。人気の一角であった
エコロブルームが、スタートの際にゲートを突進。馬体故障のため競走除外となった。このアク
シデントにも動じることなく、モレイラの冷静な騎乗に導かれ、直線インの狭いスペースを一瞬にしてこじ開け、鋭く伸びて待望の重賞初制覇を果たした。
勝ちタイムは1分32秒4(良)。2着に3番人気の
コントラポスト、3着には6番人気の
キープカルムが入り、今年は人気サイドの決着となった。
モレイラは「直線はどこにスペースができるかなと思っていましたが、内があいたところをよく伸びてくれました。外の馬の様子は見せませんでしたが、この馬がタフさを出してくれたので、いい勝ち方ができました」と振り返り、「これからまだ成長すると思いますし、G1の舞台に行ける馬ですよ」と評価した。
提供:デイリースポーツ