◆第18回アルクオーツス
プリント・G1(4月5日、ドバイ・メイダン競馬場・芝直線1200メートル)
日本馬3頭が出走したが、勝利をつかむことはできなかった。
過去5頭が出走し、勝ち星に届かなかったス
プリントG1の壁は今年も高かったが、
三浦皇成騎手騎乗の
ウインカーネリアン(牡8歳、美浦・
鹿戸雄一厩舎、
父スクリーンヒーロー)が逃げて、ゴール直前まで勝利を争う2着だった。今回が3度目の海外挑戦だった。
クリスチャン・デムーロ騎手騎乗の
ダノンマッキンリー(牡4歳、栗東・
藤原英昭厩舎、父
モーリス)が4着。オイシン・マーフィー騎手騎乗の
ピューロマジック(牝4歳、栗東・
安田翔伍厩舎、父
アジアエクスプレス)は5着だった。
勝ったのは、
ウインカーネリアンをゴール前で差し切った
ビリービング(牝4歳)。
ウィ
リアム・ビュイック騎手(
ビリービング=1着)「見ての通り強かった。レース前からすごく気合が入っていたし、いいポジションを取れた。タフな牝馬だと乗っていて思った。この馬がG1を勝てたことがうれしいし、騎乗させてもらって感謝したい」
三浦皇成騎手(
ウインカーネリアンー2着)「率直に悔しいです。ここまできたら勝ちたかった。チームとして、そのつもりで臨んでいましたし、手綱を執った騎手として申し訳ない。海外にも慣れてくれて、返し馬から気合も乗っていた。彼の走りをさせてあげたいなと思っていた。初めての直線競馬でしたが、問題はないと思っていましたし、勝ちに行きました。ここを勝って
チームジャパンに勢いを付けたかったので残念ですが、最高の競馬をしてくれた彼をたたえてあげて欲しい」
鹿戸雄一調教師(
ウインカーネリアン=2着)「いい競馬でしたし、力のあるところを見せてくれました。こっちに入って、カイバも食べて調教の動きも良かった。これまでの海外遠征で一番いいと思っていた。8歳で一生懸命走ってくれて頭の下がる思いです」
クリスチャン・デムーロ騎手(
ダノンマッキンリー=4着)「とてもいい走りでした。初めてのメイダンで、直線ス
プリントレースも初めてでした。もしそれらの経験があったら、もっといい結果だったと思います」
オイシン・マーフィー騎手(
ピューロマジック=5着)「
ハウディープイズユアラブの後ろを走っていましたが、残念なことにアク
シデントがありました。これも競馬です」
スポーツ報知