◆第25回UAEダービー・G2(4月5日、ドバイ・メイダン競馬場・ダート1900メートル)
クリストフ・ルメール騎手が騎乗した
アドマイヤデイトナ(牡3歳、美浦・
加藤征弘厩舎、父
ドレフォン)が、3頭による直線での激しい競り合いを制して勝利。日本調教馬は16年
ラニ、22年
クラウンプライド、23年
デルマソトガケ、24年
フォーエバーヤングに続く4年連続5度目の制覇となった。
加藤征調教師は
シャドウゲイトで制した07年
シンガポール航空国際・G1以来の海外重賞Vとなった。
アドマイヤデイトナは先頭でレースを進めると、直線はハートオブオナー、
ドンインザムードとの競り合いとなったが、僅差で制した。
日本勢は
ドンインザムード(
坂井瑠星騎手)が3着、
シンフォーエバー(
菅原明良騎手)が4着、ドラゴン(
武豊騎手)が6着だった。
クリストフ・ルメール騎手(
アドマイヤデイトナ=1着)「正直、勝ったと思いましたが、ものすごく僅差でしたが、ぬか喜びしないように気を付けた。(日本勢は)いろんな経験を積み重ねてきていますし、この3歳の時期にベストに持ってくる技術も持っている。メイダンも合いますね。これだけのレースをして勝つことができた。
ケンタッキーダービーは象徴的なレースですし、行けるなら行かないといけないと思う。(昨年はけがをしたが)ここに戻ってくることは、最も大切な仕事の一つですし、それができて良かった」
今野貞一調教師(
ドンインザムード=3着)「4コーナーから直線途中まではやったかなと思いましたが、最後は苦しくなってしまった。メンタルの落ち着いている子で、(普段と)変わらなかったと思うが、馬場に入ってゲートでは気負っていたようです。メンタルは落ち着いていて、大人びていますが、体の成長はまだまだ。成長を待てば、もっと走ってくると思います」
菅原明良騎手(
シンフォーエバー=4着)「やはり出遅れが厳しかったです。それ以外は全て良かったのですが」
武豊騎手(ドラゴン=6着)「ダートは問題ないと思います。道中、少し外に逃げたりしたところもあって、最後はバテてしまいました」
スポーツ報知