「
ドバイワールドカップ・UAE・G1」(5日、メイダン)
1番人気に支持された
フォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作)が、まさかの3着に敗戦。サウジCに続く海外G1を連勝はならなかった。1着は
ヒットショー、2着は
ミクストで米国馬のワンツーだった。
ウシュバテソーロ(牡8歳、美浦・高木)が6着、
ウィルソンテソーロ(牡6歳、美浦・高木)が7着、
ラムジェット(牡4歳、栗東・佐々木)は9着。
道中は5、6番手を追走した
フォーエバーヤング。外を通る安全なルートでレースを運んだが、3、4コーナーで坂井の手が動き出す。だが、反応は鈍く、最後の直線で必死に追い上げるも、3着が精いっぱいだった。
ヒットショーを勝利に導いたジェル-は「入着できればいいと思っていた。
アメージング」と驚きを隠せなかった。
前回のサウジCでは、香港の最強馬
ロマンチックウォリアーとの壮絶なたたき合いを制し、世界最高賞金の1000万ドル(JRAのレートで約15億7000万円)をゲット。今回のサウジCを勝てば1着賞金696万ドル(JRAが採用するレートで約10億9200万円)を獲得できたが、海外勢に阻まれた。
フォーエバーヤングは昨年2月のサウジダービー・G3で海外重賞を初制覇。続く3月のUAEダービー・G2も勝ち、デビューから無傷の5連勝。そしてダートの本場・米国での
ケンタッキーダービーに臨んだが、3着に惜敗。
ジャパンダートクラシックを制して再び米国に乗り込み、BCクラシックに挑むもまたもや3着に敗れた。
だが年末の
東京大賞典を快勝し、年が明けた2月のサウジCを制して海外G1初制覇。今回のドバイワールドCを勝てば海外重賞4勝目だったが、持ち越しとなった。
提供:デイリースポーツ