「阪神牝馬S・G2」(12日、阪神)
1着馬に
ヴィクトリアマイル(5月18日・東京)への優先出走権が与えられる前哨戦。16年から芝1400メートルから芝1600メートルに変更された。
“最強の1勝馬”返上へ。
東京新聞杯2着の
ボンドガールが調子を上げてきた。1週前追い切りは、栗東CWで4F52秒1-11秒2。しっかり負荷をかけられ、力強いフットワークで駆け抜けた。昨年の
秋華賞2着を含めて、重賞で2着5回。もう銀メダルはいらない。
ターコイズSで重賞初Vを決めた
アルジーヌ。中団で折り合うと、直線では
ドンピシャのタイミングで追いだされ、一気に突き抜けた。陣営がじっくり育てて、成長を促してきたことが奏功し、ここにきて2連勝。素質が開花した。重賞連勝なら春の大舞台が見えてくる。
愛知杯は6着止まりの
スウィープフィート。発馬で後手に回り、後方2番手からの競馬。直線外から追い込んだが、4角17番手ではさすがに位置取りが後ろ過ぎた。長期休養明けで24キロの大幅馬体増。成長分を差し引いても少し太かった。叩き2戦目で能力全開といく。
阪急杯は牡馬相手に3着と改めて力のあるところを示した
ソーダズリング。昨年の京都牝馬Sを勝ち、2走前の阪神CでもG1常連組と差のない競馬。1Fの距離延長は不問で、ここは首位争いになる。
近走は精彩を欠いている
ウンブライルだが、23年NHKマイルC2着馬で、昨年の当レースでも2着と能力は確か。中山にも良績があり、牝馬同士のマイル戦なら、変わり身が期待できる。
提供:デイリースポーツ