「
桜花賞・G1」(13日、阪神)
牝馬クラシック戦線の1冠目。波乱気味だった前哨戦を考慮すると、阪神JF制覇から直行する
アルマヴェローチェの中心は揺るがない。4カ月の充電期間を挟んで、上村師は「もともと線が細かったけど、精神的にも肉体的にも成長している」と
パワーアップを実感。1週前には栗東CWで6F80秒台の好タイムを計時し、「(岩田望)ジョッキーも『阪神JFと変わらず感触は良かったです』と言っていました」と上々の手応えを伝える。2歳女王が3歳でも頂点に君臨するか。
対抗格は
デイリー杯クイーンCでノーステッキのままレースレコードを塗り替えた
エンブロイダリー。中間は栗東に滞在して順調な調整が進められている。「最初の3日はカイ食いが落ちましたが、今は戻ってむしろ美浦よりもいいです」と森一師。「2歳時はゲートでガタガタしたり、道中の折り合いだったりに課題がありましたが、キャリアを重ねて実になって、学んだことを出せた前走でした」。着実に
ステップアップしている才媛が、3連勝でG1制覇を狙う。
チューリップ賞を制したのは9番人気だった
クリノメイ。精神面は鍵だが、外枠発走となった阪神JFを除けば3戦3勝だ。フィリーズRを制した
ショウナンザナドゥはタイトなローテが不安要素だが、能力はG1級。
フェアリーSを制した
エリカエクスプレスも、馬名通りにスピードはかなりのもの。メンタル的な危うさを秘めるが、速力はここでも通用する。
提供:デイリースポーツ