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【ドバイ・ワールドC】単勝1.1倍フォーエバーヤングがまさかの3着 坂井瑠星騎手「勝てなくて申し訳ない」

スポーツ報知
  • 2025年04月07日(月) 06時00分
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◆第29回ドバイ・ワールドカップ・G1(4月5日、ドバイ・メイダン競馬場・ダート2000メートル)

 【ドバイ(UAE)5日=ペン・水納愛美、カメラ・高橋由二】今年のドバイワールドCデーは、7レースに24頭の日本調教馬が出走して行われた。G12勝を含む3勝と存在感を示したが、総大将としてドバイ・ワールドC(JRA海外馬券発売対象)に出走したフォーエバーヤングは、本来の伸びを欠き3着。史上初となるサウジCからの連勝を逃し、JRA所属馬として初の総獲得賞金30億円突破も持ち越しとなった。

 まさか…。レーティング世界一のフォーエバーヤングが3着に敗れた。歴史に残る激闘となったサウジCを制し、実績やメンバーからも1強という見立て。日本で発売された馬券は単勝1・1倍の断然人気だったが、史上初のサウジC→ドバイ・ワールドCの連勝はならなかった。坂井は「勝たなければいけない馬だったと思うので、勝てなくて申し訳ない」と淡々と言葉を発した。

 終始、いつもと何かが違った。スタートから押して押して好位を取ったものの、道中の進みがいまひとつで坂井の手は動きっぱなし。加えて、外や後ろからぴったりマークされる厳しい競馬を強いられた。「全頭がフォーエバーヤングを倒しにくるなか、他の馬の動きも想定内でしたが、ポジションをキープするのが精いっぱい」と鞍上。直線の残り約200メートルから再加速したものの、上位2頭には届かなかった。

 矢作調教師は「残念以外の何物でもありません。アウェーの洗礼を受けたので」と唇をかんだ。「言い訳になるので嫌ですが、ひどい仕打ちを受けた」。詳細は明かさなかったが、フォーエバーヤングイレギュラーな事態に巻き込まれたことを示唆。それでも「調教師もジョッキーも足りないということ。またやり直したい」と自戒し、前を向いた。

 今年の秋もブリーダーズCクラシック・G1(11月1日、デルマー競馬場)に挑戦する予定。矢作師は2日の会見で、5歳も現役を続行する方針と明かしている。米国G1に加え、ドバイ・ワールドCもリベンジを狙うレースに加わった。日本が誇る最強のダート馬として、挑戦を続ける。

スポーツ報知

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