第68回
阪神牝馬ステークス・G2(1着馬に
ヴィクトリアマイルへの優先出走権)は4月12日、阪神競馬場の芝1600メートルで行われる。
5月18日の
ヴィクトリアマイルを見据えた一戦。
ボンドガール(牝4歳、美浦・
手塚貴久厩舎、
父ダイワメジャー)は昨年の
秋華賞を含めて、重賞で2着が5回。あと一歩の競馬が続いている。前走の
東京新聞杯2着も牡馬を相手に、一度抜け出したが勝ち馬の猛追に屈したもの。牝馬同士なら勝ち切りたい。
スウィープフィート(牝4歳、栗東・
庄野靖志厩舎、父
スワーヴリチャード)は長期休養明けの
愛知杯で6着。出遅れたが最速の上がりを使っていて、悲観する内容ではなかった。昨年の
チューリップ賞を勝った実力馬で、大幅馬体増(24キロ増)だった前走を叩いて大きく前進できる。
アルジーヌ(牝5歳、栗東・
中内田充正厩舎、父
ロードカナロア)は昨年末の
ターコイズSで重賞初勝利。ここにきて力をつけてきているのは間違いなく、1週前追い切りでも栗東・CWコースで1ハロン10秒8をマーク。相手強化でも十分に通用しそう。
ビヨンドザヴァレー(牝5歳、栗東・
橋口慎介厩舎、父
イスラボニータ)は重賞挑戦のここ2走がいずれも好内容。特に前走の中山牝馬Sでは、4角で前がふさがり、仕掛けが遅れてしまった。状態はかなり良く、スムーズなら一発があっていい。
そのほか、前走で3勝クラス突破の
タガノエルピーダ(牝4歳、栗東・
斉藤崇史厩舎、父
キズナ)や、前走の
阪急杯で3着の
ソーダズリング(牝5歳、栗東・
新谷功一厩舎、
父ハーツクライ)も圏内だ。
スポーツ報知