「
桜花賞・G1」(13日、阪神)
貫禄を見せつけ、1冠目奪取へ-。阪神JFを制し、桜の舞台へ直行で挑む
アルマヴェローチェ。準備は着々と整っている。
鮮やかな逃げ切りでデビュー戦を飾ると、2戦目の
札幌2歳Sこそ勝ち馬の決め手に屈したが、それでもタイム差なしの2着。そして休み明けで臨んだ前走では、直線外を力強く差し切り、2歳女王の座を手にした。岩田望は「1600メートルがいいという馬でもないですし、その中で対応してくれました。最後もしっかり伸びてくれましたし、センスの良さが出たレースではないかなと思います」と振り返った。
2日の1週前追い切りでは、岩田望が騎乗して栗東CWで僚馬
レーウィン(4歳3勝クラス)と併せ馬を行い、最後はしっかり追われて1馬身半先着。鋭い伸び脚を見せて6F80秒4-36秒4-11秒4をマークした。鞍上は「1週前なので一杯にやりました。これでもう一段上がってくると思います。動きもそうですし、馬体が一回り大きくなってくれた感じがします。成長を感じる追い切りだったと思います」と手応えを十分に感じていた。
今回は初の阪神コースが鍵となるものの、優れたレースセンスがあるだけに対応はできそう。「乗りやすいですし、賢い馬だと思います。舞台も癖のあるコースでもないですし、気にはしないですね」ときっぱり言い切り、「相手というよりは自分自身の走りができたら、いい結果がついてくると思っているので、自分の走りができるように」と大一番へ気を引き締めた。2歳女王から桜の女王へ。万全の状態でその時を迎える。
提供:デイリースポーツ