デビュー4年目の
小牧加矢太騎手が、
中山グランドジャンプ(4歳上・JGI・障害4260m)の
インプレス(牡6、栗東・
佐々木晶三厩舎)でGI初制覇を狙う。
小牧騎手は96年12月24日生まれの28歳。昨夏まで
JRAに所属し、現在は地方・兵庫で活躍している
小牧太騎手の長男。20年の全日本障害飛越選手権で優勝するなど、馬術の選手として活躍した後、22年2月に
JRA騎手免許試験に合格した。
JRA通算で309戦43勝。昨年は重賞初制覇となった
新潟ジャンプS(
ホッコーメヴィウス)など18勝を挙げて、自身初の障害リーディングを獲得した。また、同10月には「SAGA2024国民スポーツ大会」の馬術競技会で第6競技「成年男子ダービー競技」をトゥ
アイクリスタルで制している。
中山グランドジャンプのパートナーは
インプレスだ。平地では23年の
新潟記念で3着がある活躍馬。昨夏に入障すると3戦目で初勝利。そこからオープン→オープン→
ペガサスジャンプSと破竹の4連勝。重賞未勝利ながらGIの有力候補に名乗りを上げた。レースぶりを見る限り、距離延長も悪い印象はなく、楽しみなチャレンジとなる。
小牧騎手はこれまでGIに4回騎乗。22年の
中山大障害の
ケンホファヴァルトが8着、23年の
中山大障害の
ネビーイームが8着、24年の
中山グランドジャンプの
ポルタフォリオが競走中止、同じく
中山大障害の
ネビーイームが3着と、悔しいレースが続いている。今度こそはGIジョッキーの称号をつかみ取れるか。その手綱捌きに要注目となる。